内容説明
本書は、明治以前には、『東海道四谷怪談』のせりふにも取り上げられるほど庶民に絶大な人気を博していた山梨県善光寺にある秘仏“灯籠仏”について研究した書である。
目次
研究編（“灯籠仏”の縁起；“灯籠仏”の像容―附・甲斐善光寺の一光三尊仏；“灯籠仏”の出開帳と参内；江戸文化と“灯籠仏”）
資料編（甲州善光寺金灯籠仏縁起（旧光円庵所蔵巻子本）
甲陽善光寺略縁起・同灯籠仏略縁起（山梨県立図書館甲州文庫所蔵冊子本）
甲陽定額山内霊像記（甲斐善光寺所蔵巻子本）「灯籠仏」の項
甲斐国善光寺如来縁起（旧光円庵所蔵巻子本）
灯籠仏縁記（旧光円庵所蔵巻子本） ほか）
著者等紹介
吉原浩人［ヨシハラヒロト］
１９５５年生まれ。早稲田大学大学院修了。善光寺第七十一世。早稲田大学第一・第二文学部教授。二松学舎大学大学院講師。東洋哲学・日本宗教思想史
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