内容説明
「命にかかわる不整脈なの?」「脳梗塞の予防には何をしたらいい?」「薬の副作用が気になる…」「カテーテルアブレーションって何をする?」「ワルファリンと新薬は何が違う?」―心房細動にまつわる疑問や不安に、専門医がとことん答えます。
目次
1 心房細動って何?(「心房細動」という病名を知っていましたか?;心房細動で起きていること;心房細動はありふれた病気;心房細動と検査)
2 心房細動と聞いて抱く不安(心房細動と診断されて;心房細動と症状;心房細動の意味は患者さんによって異なる)
3 脳梗塞になるかどうか不安(心房細動の合併症:脳梗塞;心房細動で脳梗塞を起こしやすい人、起こしにくい人;アスピリンは重症な脳梗塞の予防につながらない;もう1つの合併症:心房細動で心不全になりやすい人とは?)
4 心房細動の「ドキドキ感」をなんとかしたい…(心房細動を根治する確実な方法はある?;「ドキドキ感」を鎮める2つの方針;発作性心房細動と慢性心房細動の治療法の違い)
著者等紹介
山下武志[ヤマシタタケシ]
1961年生まれ。1986年東京大学医学部卒業。専門は循環器内科、特に不整脈。日本循環器学会認定循環器専門医、日本心臓病学会特別正会員、日本内科学会認定内科医・指導医、日本心電学会理事、日本不整脈学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひと
14
心房細動本2冊目。診断を受けた心臓血管研究所の山下所長の本。たまたま会社近くの専門病院だったのでお世話になったが、この領域ではしっかりした医療機関のようで安心しました。生活上のリスク因子(高血圧や糖尿病、飲酒、喫煙など)は全くなく、ストレスは多少はあると思いますが、遺伝要因しか原因を思い当たらないので対応に悩みます。出版以降も数年経っているので、アブレーションと薬物治療のその後の進歩について確認した上で治療方針を決めたいと思います。2025/02/23
fumikaze
11
心房細動について何冊か読んだ中では1番分かり易かった。睡眠不足とストレスも心房細動の原因となる。食事・運動習慣に気配りをして健康的な生活をすることが大切。脳梗塞になるリスクが非常に高い。薬や手術で心房細動を治すことは出来ない。‥‥まぁ、どちらにしても人は必ず死ぬ訳だし、必要以上に怖れても仕方ない。今出来る事をするしかない。2020/03/17
MIHO
4
わかりやすいです。 2021/04/22
宗像司郎
1
薬を服用する理由が納得できます。病院の先生との会話だけでなく、自己責任で判断できるように、なるのが理想です。2021/06/08