内容説明
彼の俳優人生を通して、ロック・ハドソンはつねに私生活を秘密のうちに閉ざしていた。しかしエイズであることが公表されたとき、彼は人びとに自分の本当の姿を知ってもらいたいと強く望んだ。その願いをうけて、彼の親しい友人や俳優仲間―ドリス・デイやジュリエット・プラウズやスーザン・セント・ジェームズなど―がサラ・デビッドソンに全面的に協力し、このハリウッドの大スターの素顔がいま、明らかになった。
目次
序章 秘密の砦
第１章 死の予感
第２章 もう一つの名前―俳優ロック・ハドソンの誕生
第３章 スターへの階段
第４章 つくられた仮面の裏側で
第５章 ただ１度の結婚、そして別離
第６章 生涯の宝もの「キャッスル」
第７章 かげりゆくハリウッドの中で
第８章 最後の大パーティー
第９章 新しい出会い―テレビへの挑戦
第１０章 二人の主人―交錯する愛憎
第１１章 退廃の日々
第１２章 孤独の嵐
第１３章 襲いかかる病魔
第１４章 告白～最後の決断
第１５章 死―人びとの愛に包まれて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャンズ
5
1950年代に人気を博したハリウッドの映画スターの生い立ちからエイズで亡くなるまでの自伝。450ｐのほとんどが誰と誰がどうした...のような状況描写で難しい言葉はないのだけれどもとても読みにくかった。スターなら誰でもやってくる人気に陰りが見えたときをどう乗り越えるか？お金とゲイの友人との華やかな世界が散りばめられていたけれど、内面の変化などがもっと知りたかった。「スターは他人がいる限り24時間演技し続けている」しんどかっただろうな....2024/10/13
