君がいない夜のごはん

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140056004
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

今日も真夜中のキッチンで私は電子レンジの「あたためスタート」ボタンを押す。人気歌人・穂村弘の「食べ物」をテーマにした異色エッセイ集。

目次

賞味期限
脳で食べる
我がダイエット
ショコラティエとの戦い
酔っぱらい様の謎
コンビニおにぎりの進化
入る店、入らない店
「混ぜ」問題など
純粋な食生活
食べ放題との戦い〔ほか〕

著者等紹介

穂村弘[ホムラヒロシ]
1962年、北海道生まれ。歌人。短歌評論集『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞を受賞。また「ほむらひろし」名義で絵本の翻訳も多数手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seacalf

192
歌人ほむほむの食にまつわるゆる〜いエッセイ。味音痴な方なので美味しいご飯などを期待すると肩透かしだが、ほむほむ特有の切り口が盛り沢山でのほほんと楽しく読むことができる。北大生時代に食べたお寿司の梅ジャンボ、どっちかカレー現象、砂糖入りの麦茶、心太を箸一本で食べる、北斗星の食堂車などなど、愉快で面白いエピソードと考察がたっぷり。もちろん楽しい本に仕上がっているけれど、食に関して無頓着さが際立っているので美味しいものが大好きな自分にはちょっと物足りない読後感。ほむほむは好きなので違う本に行ってみよう。2022/02/12

おしゃべりメガネ

142
穂村さん作品初読みでした。北海道にゆかりのある方で、所々に'らしさ'がにじみ出てるほっこりとした食のエッセイです。ハードルの高い食通の文章ではなく、いい意味で至って庶民的なお話ばかりで読んでて穏やかなキモチになれました。読んでて「あるある〜」となるものもあれば「んんん〜?」となるものもあり、さらさらと読みながらも読み応えは十分でした。普段は意識しなくても改めて言われてみると「なるほど、そうかも」なモノもあったりして、今までの自分の'食'を振り返るのもありかと思われます。他の作品も是非読んでみようかなと。2021/02/07

パフちゃん@かのん変更

96
「食」にまつわる58のエッセイ。穂村さんのエッセイは面白い。「ほむほむ」と、愛称で呼ばれるだけあって、人柄がいい。安心して読める。文体もやさしく読みやすい。それなのに一気に読めず、二日かかってしまった。多分、感性がユニークでその場面を想像するのに時間が掛かって短編集だから一気に読めなかったのだと思う。一人っ子でかなり過保護に育てられている。40過ぎた息子にイチゴを持たせるときヘタを全部取って持たせてくれるお父様。そりゃあ奥様もびっくりしますよね。とにかく面白いです。発想がユニーク。2015/11/01

コットン

95
ほむほむ味の食べ物系エッセイ。年齢差を感じさせる笑いや、味・匂い音痴な笑いなどあり。新聞等の短歌爛の撰者の所が特にツボ⇒『紙パックに口つけて飲む牛乳が荒涼としてうまい真夜中』という短歌に「荒涼としてうまい」という倒錯した感じが良い。…同じ直飲みでもハイジやペータが山羊のお腹の下に潜り込んで飲んでいたお乳とは大違いだ。 と書かれていてほっこりクスッとする。2015/02/15

まったん

91
寝る前に少しずつ少しずつ、1ヶ月くらいかけて読んだ。グルメとは程遠い穂村さんの食に対する感じ方 捉え方に、ふふふ、と思わず笑っちゃう。生ハムメロン、わたしもまだ「かっこいい」止まりで「大好き」どころか受け入れられていません。2015/02/06

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