内容説明
フランス系住民の分離・独立運動に象徴される連邦国家カナダの地域・民族の深刻な対立の構図を、連邦結成時の原点に探り、白人移住植民地としての特異な歴史を読み解く。
目次
第1章 連邦結成の前提
第2章 連邦結成の始動
第3章 大連立内閣の成立と沿海同盟案
第4章 インターコロニアル鉄道と沿海同盟構想
第5章 シャーロットタウン会議からケベック決議へ
第6章 フランス系ナショナリストの連邦結成批判
第7章 沿海植民地の抵抗
第8章 本国の介入、フェニアン侵入、大逆転
第9章 ロンドン会議と英領北アメリカ法
第10章 連邦結成と大陸横断版図の完成