NHKブックス<br> 現象学入門

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現象学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784140015766
  • NDC分類 116.7
  • Cコード C1310

内容説明

この目で見た世界と実存する世界は同じものなのか?近代哲学がついに超えられなかった難問を、“世界が造られる場”として意識を捉え直すという発想の転換でかわしたフッサールの考え方の芯を、できるだけ平明な言葉でわかりやすく紹介。

目次

第1章 現象学の基本問題(「近代哲学の根本問題」―「主観と客観」;近代の哲学者たち―デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ)
第2章 現象学的「還元」について(発想の転換―デカルトの「夢」について;「還元」の意味―「確信」の生じる条件;「諸原理の原理」;知覚直観と本質直観〈本質観取〉)
第3章 現象学の方法―『イデーン』を読もうとする読者のために(自然的態度、素朴な世界像について;〈還元〉の開始―エポケーの方法;「純粋意識」という残余、超越論的主観について;超越論的主観における「世界の構成」;事象は「志向的統一」である;〈内在―超越〉原理;意味統一としての「経験」;〈ノエシス―ノエマ〉構造)
第4章 現象学の展開―〈還元〉は誰にでもできる理由(近代的な世界像の成立;超越論的主観性と間主観性―他我経験の現象学;生活世界の現象学)
第5章 現象学の探究(現象学的“反批判”;サルトルとポンティ―現象学の難問;ハイデガー存在論の挑戦)
現象学入門/用語解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chanvesa

26
入門書を一冊読んで現象学を理解できるとは思っていなかったが、やはり難解。竹田青嗣氏の実例を交えた論旨ですら、よくわからないことが多い。カントとの違いを何となくぼんやり理解できたような気がする。デカルト的な「方法的」独我論というイメージか。しかし現象学批判への反論を最終章に持ってきているが、よけいわからなくなる。用語集はまた他の入門書を読むときにもう一度読むのに便利そう。『危機』にチャレンジできるのはいつの日のことやら。。。2015/11/08

Uncle.Tom

20
再読・現象学的観点からのアプローチというのは、学問の世界に携わる人にとっては忘れてはならないものだと思います。自然科学では、実証主義によって多大な功績を修めてきましたが、人文科学にまでそれが取り入れられることによって問題が発生し出しました。その結果として、現代社会のように様々なものが均質化されてしまうというような、人間の生のリアリティ感を損なう状況となっています。そのような状況から脱するためにも、現象学に僕らは立ち返らなければならないのではないでしょうか。何度も立ち返りこの感覚を忘れないようにしたいです!2020/01/09

Uncle.Tom

20
人の本質に迫る本質学。近代以後に置き去りにされてきた難問について考察したフッサール現象学。主観-客観図式で物事を捉えようとするからこそ解決しなかったのだ!現象学は一般的にデカルトやカントの思想ほどは有名ではないにしろ、現在の社会通念を揺るがす影響力のある思想です。客観的世界解釈によって蔑ろにされてきた日常の現実性、それを主観から考察していこうとする。ここに人間の本質について考察していく妥当性があります。解説書とはいえ内容的にはかなり難解な部類に入るとは思いますが、是非多くの人に読んでもらいたい1冊です。2019/12/31

くまクマ

15
実践としての現象看護の支えになるかと読んでみたが、完全に学問としての現象学でした。自分にはハードルが高過ぎました。頭に残ったのは「ニワトリが先かタマゴが先か」。う〜ん、、、難しい。2015/09/25

eirianda

12
現象学は分かりにくく敬遠していたけど、この本の図式でなんとなく分かった気になった。理論重視の世の中だけど、自分というフィルターを通してしか物事は感じ取れないし、人間死ぬまで自分の身体から抜け出すことはできない。そう考えると、世間の価値観から少しズレたくらい、どうってことない。生きるの楽かも。この著者分かりやすいので、また別の入門書を読んでみたい。まだ身に染みいるほど、理解できてないので。2017/02/06

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