内容説明
北海道、カナダ、ケニヤ、そしてインドへ…野性に生きる馬たちに魅せられて周縁を彷徨う女性研究者が描く馬と人間をめぐる動物記。フィールドからの熱きメッセージ。
目次
序 ロバを売る―アドベスラ・プロジェクトより
第1章 北海道 ユルリ島の放牧馬―ハレムを出た雌たち(孤島の牧;群れを俯瞰する ほか)
第2章 カナダ セーブル島の再野性馬―守る匂い、攻める匂い(若雄の世代;砂の島 ほか)
第3章 ケニヤ サバンナのシマウマ―社会型の選択(赤焼けの土地から;エワソ・ンギロ川の両岸 ほか)
第4章 インド 小カッチ湿原のハイブリッド―インドノロバ保護区と遊牧民(幻のロバを求めて;名前を知る男 ほか)
著者等紹介
木村李花子[キムラリカコ]
1959年神奈川県に生まれる。1981年東京農業大学農学部農学科卒業。2001年名古屋大学大学院生命農学研究科博士(後期)課程修了、農学博士。馬の博物館・学芸員を経て現在、馬事文化研究所・所長(インド在住)。専門は動物行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
4
北海道 ユルリ島の放牧馬―ハレムを出た雌たち:孤島の牧 群れを俯瞰する 名付けの意味 組と同族 冬を生きる 間引きの日 カナダ セーブル島の再野性馬―守る匂い、攻める匂い:若雄の世代 砂の島 匂いの採取 可視へ 略奪者の戦略 ケニヤ サバンナのシマウマ―社会型の選択:赤焼けの土地から 雨季のかたち 群れという表現 認知の体系 糞の発言力 インド 小カッチ湿原のハイブリッド―インドノロバ保護区と遊牧民:幻のロバを求めて 名前を知る男 邂逅する血脈 馴致と調教 ヒマラヤの牧畜民と野生ロバ2021/07/08
よしあ
1
ねらいがよく分からなかった。 フィールドと連発しているが、科学的でないし、社会風俗を調べてる?紀行文? もやもやっとした現地調査で、一足飛びにもっともらしい結論を導き出している。動物行動学ってこんなの?断定的に言ってることは、他の研究者の成果のようだ。少なくとも、ご自分で調査した年代がないと、旅行記としても信頼性ないし…。 タイトルも内容と合ってない。「家畜馬の有用性を求めるワタシの旅」が近いか。2021/11/13




