出版社内容情報
スポット,リング波,進行パルス――反応と拡散のバランスによって生み出される,複雑な時空間パターン.チューリングが示した拡散理論から最新の研究成果までを紹介.数学理論と数値計算法を組み合わせ,非線形・非平衡現象を解明する.
内容説明
スポット、リング、パルス―時空パターンの宝庫、反応拡散方程式数学理論と数値シミュレーションが現象の仕組みを明らかにする。
目次
第1章 反応拡散方程式への誘い(反応拡散方程式系;双安定反応拡散方程式 ほか)
第2章 自己触媒系に現れる自己複製パターンと時空カオス(遷移パターンとは?;自己複製パターン ほか)
第3章 発熱反応拡散系に現れる時空パターン(発熱反応モデル;リングの拡大速度 ほか)
第4章 縮約理論(パルス状局在解の相互作用;相互作用方程式の導出 ほか)
著者等紹介
三村昌泰[ミムラマサヤス]
1941年生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学。明治大学理工学部数学科教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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