出版社内容情報
生物の模様はいかにして決まるのか.そしてどのように形づくられるのか.数理の視点から行うモデル解析法により,生物系のパターン形成に関する研究は近年いちじるしく進展している.その数理的方法について,いくつかの事例をあげ紹介する.
内容説明
チョウの斑点、サカナの縞、バクテリアコロニー―生き物の形や模様はいかにして決まるのか?理論と実験を融合し、生物をモデリングする。
目次
第1章 バクテリアコロニーの多様性(はじめに―バクテリアとそのコロニー;コロニー形成の実験方法―バクテリアの培養と観察 ほか)
第2章 蝶の翅のパターンと進化―実験と数理モデル(平行配列パターン形成;カラーパターン形成 ほか)
第3章 生物の表面パターンと数理モデル(チューリングの基本アイディアと生物への適用;数理モデルを使って生物現象を理解する ほか)
第4章 生物の形づくり(多細胞動物の形づくりの概観;シートに特別な領域をつくる ほか)