地震予知の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130637060
  • NDC分類 453.3
  • Cコード C1044

内容説明

地震予知はどこまで可能か?この10年で大きく進展した地震予知研究の最前線をわかりやすく解説する。巷に氾濫する「地震予知不可能論」や「地震雲」への強力な反証。

目次

1 地震の発生をあらかじめ知るとは(なぜ人は雲を見ると地震を予知したくなるのか;地震予知とは何か;長期予知と場所・規模の予知)
2 これまで何が行われてきたか(日本の地震予知研究の歴史;過去の例、海外での例)
3 この一〇年で何が明らかになってきたのか(「ぺったり」と「ずるずる」地震を起こす場所はどちら―アスペリティの発見;地震を起こさないゆっくりすべり;コンピュータの中で地震を起こす―シミュレーション;研究の進歩を支えた種々の観測網;プレート境界型地震の中期予知の実現に向けて)
4 地震を予知することの今(東海地域で何が行われているのか;東海地域で見えてきたゆっくりすべり;東海地域の予知ができるとは―科学から社会へ;緊急地震速報という試み―科学を防災に用いるということ1;津波予報、その世界に冠たる技術―科学を防災に用いるということ2)
5 地震予知のこれから(地震予知のこれから;地震予知の新兵器;海外での新しい地震予知研究の流れ;地震予知と社会;再び地震予知とは?)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tak

1
「アスペリティモデル」という言葉を初めて見た。地震の発生メカニズを中学の授業で学んだ時には、2枚のコンニャクが引き込まれる様を見せられた記憶がある。巨大なコンニャクが一様に沈んでいくことに違和感があった。表面の摩擦係数分布から、伸縮の様子を考えるアスペリティモデルには納得させられた。2011/12/25

ばく

0
東日本大震災の前に出た本だけど,予知に関して少し楽天的だったか.2013/09/08

takejin

0
最新の地震予知。ゆっくりすべり(低周波振動)が興味深い。超巨大地震の予測精度は上がっているけど、予測できる期間がまだ短い。年単位でしぼれるようになると、いいのだけれど。2008/10/10

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