出版社内容情報
こころの病気を抱える親とその子どもをサポートするためのハンドブック。メンタルヘルス対策支援に活用されている絵本2冊。こころの病気を抱えている親を持つ子どもを対象とする.12歳~20歳程度に向けて書かれ,それ以下の場合は大人と読むことを想定.なぜこころの病気になるの? 親のためにできることはある? 親の病気は私(僕)のせい?……など,子どもの疑問に答えながら,自分の人生を大切にしてよいというメッセージを伝える.
Mika meidan vanhempia vaivaa? Kasikirja lapsille ja nuorille, joiden aidilla tai isalla on?mielenterveyden ongelmia, National Institute for Health and Welfare, 2005 ,〔英語版〕What?s Up with My Parents? A Handbook for Older Children and Adolecents whose Mother or Father has Mental Health Problems, 2011の翻訳.
パンフレットを下のリンクからダウンロードできます(PDF・12MB)
<a href="http://www.utp.or.jp/topics/files/2016/solantaus.pdf">http://www.utp.or.jp/topics/files/2016/solantaus.pdf</a>
はじめに
こころの病気ってどんなもの?
感情の障害
行動の障害
思考の障害
なぜ,こころの病気になるの?
私(僕)もいつか同じ病気になるのかな?
もしかして,もうこころの病気になっているかも?
こころの病気ってどうやって治すの?
薬物療法って何?
自分の意思に反して入院するときもあるの?
こころの病気はよくなるの?
お母さん,お父さんのためにできることはある?
家族と友だちに与える影響
家事はどうすればいいの?
私(僕)の趣味はどうなっちゃうの?
友だちはどうなっちゃうの?
家庭内で暴力の恐れはある?
誤解
お父さんはもう私(僕)のことを思ってくれてないの?
お母さんは私(僕)を好きじゃないの?
お母さん,お父さんの病気は私(僕)のせい?
子どもの気持ち
お母さん,お父さんが心配ですか?
つらい思いをしていませんか?
お母さん,お父さんは奇妙な行動をしていませんか?
自分の人生を大切にしましょう
サポートについて話そう
だれに話せる?
お母さん,お父さんとどんなふうに話し始めたらいい?
最後に
ありがとう!
日本のみなさんへ トゥッティ・ソランタウス
訳者解説 上野里絵
日本の相談サポート情報――ひとりで悩まず,相談して! 上野里絵
トゥッティ ソランタウス[トゥッティ ソランタウス]
トゥッティ ソランタウス
トゥッティ・ソランタウス:フィンランド国立健康福祉研究所教授/児童精神科医
アントニア リングボム[アントニア リングボム]
アントニア リングボム
アントニア・リングボム:イラストレーター
上野里絵:東京医科大学医学部准教授
上野 里絵[ウエノ エリ]
内容説明
なぜこころの病気になるの?親の病気は私(僕)のせい?親のためにできることはある?親がこころの病気になったとき、小学生から高校生ぐらいの子どもによくある疑問にこたえます。親と家族に何が起きているかを理解し、そのときの自分の本当の気持ちがわかるように手助けします。子ども、さらには親、家族、その支援に関わるすべての方へ。12歳以下は親と一緒に読むことをお勧めします。
目次
こころの病気ってどんなもの?
なぜ、こころの病気になるの?
こころの病気ってどうやって治すの?
家族と友だちに与える影響
誤解
子どもの気持ち
自分の人生を大切にしましょう
サポートについて話そう
最後に
著者等紹介
ソランタウス,トゥッティ[ソランタウス,トゥッティ] [Solantaus,Tytti]
フィンランド国立健康福祉センターおよびフィンランドメンタルヘルス協会の名誉教授。児童精神科医、家族療法家、精神療法家。子どもや家族の臨床精神医学における仕事に加え、子どものこころの健康問題の予防とこころの健康増進、そしてこの分野の支援やサービスの開発に携わる。欧州委員会では子どものメンタルヘルスに関する専門アドバイザーも務める。こころの病気を抱える親がいる家族をサポートするために、“子どもと家族のための効果的なプログラム(The Effective Child and Family Program)”をフィンランド社会保健省と連携して開発
リングボム,アントニア[リングボム,アントニア] [Ringbom,Antonia]
フィンランドのアニメーター、イラストレーター、ディレクター、プロデューサー。子どものためのアニメーション、映画、書籍など数多くの作品を手掛ける
上野里絵[ウエノリエ]
東京医科大学医学部看護学科精神看護学領域准教授。専門は精神看護学および家族看護学。一般財団法人精神医学研究所附属東京武蔵野病院勤務、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野博士課程修了、コロンビア大学社会福祉大学院(Columbia University School of Social Work)客員研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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