内容説明
人の心の奥深く魂を操る魔物が住む。北陸の古都、中年刑事の周辺で連続する「不可能犯罪」とは?異色ミステリー。
著者等紹介
松尾由美[マツオユミ]
1960年、金沢市生まれ。お茶の水女子大学外国文学科卒。人工子宮による出産が一般的になった近未来の東京の、ふつうの妊娠・出産を望む女性だけが暮らす街で起こった殺人事件を描いた、『バルーン・タウンの殺人』が、1991年ハヤカワSFコンテストで入選。そのユニークな設定とユーモアあふれる作風で注目される。その後の作品も、ジェンダーや家族など現在的なテーマを取り上げ、ミステリーの趣向と読みやすい文体で読者を作品世界に誘う
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感想・レビュー
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チガ
19
超常現象とミステリー。刑事の木崎が体験することになる不思議な事件。そして体験した事件から一つの真実が浮かび上がる連作短編。なんとなく話の雰囲気が加納朋子さんのささらシリーズに似ている気がします。架空の都市を舞台にした現実と非現実が混ざったような不思議な世界観がなんとも面白いです。2013/10/10
JJH
1
超常現状+ミステリ。あまりミステリ(推理)よりでなく、かと言って超常現象の方を掘り下げるでもなく、なんとなくふわふわと話が進んでいく感じ。独特の雰囲気がある。あきらかに金沢なのに架空都市としているのも独特の世界観のためなのだろうか?2015/03/22
星落秋風五丈原
1
各話で起きる事件には、幽霊、予知夢、生き霊、サイコキネシスといった現実の事件とは相容れそうにないものが関わっており、これら個々の話が最後の話「山上記」に収斂していく形になっています。最初の幽霊事件を解決したことから、変わった事件が起きると木崎刑事に話が持ち込まれるようになりますが、どうして木崎刑事の回りで不思議な現象が起きるのかに対し、「山上記」の中で、木崎刑事自らが一つの回答を示しています。2003/01/10
さみあど
1
幽霊のような不思議な出来事にまつわるミステリ。優しく切ない余韻を残します。2008/02/11
阿南
0
刑事ものだが事件は超常現象がらみばかり、というのは面白かった。しかしこの終わり方はどうなのか・・え?そんなオチ?と萎えた。2016/02/08




