出版社内容情報
人類の地球開拓史最後の舞台となった,南太平洋にひろがる大海洋世界ポリネシア.その秘境への移住は,世界最大の本格的な航海民によって達成された--長年,ポリネシアをフィールドにしてきた著者が,その海の民の等身大のすがたをあざやかに描く.
内容説明
人類学者海の民と暮らす。素潜りで魚を獲り、ダンスに興じ、ホラ話に遊ぶ―空青く海碧し、ここは大海洋世界なり。掘り起こされる先史時代の「記憶」。類まれなる人生巧者たちの、そのままの素描。
目次
第1章 海と空のはざまのミクロコスモス
第2章 南太平洋のアジア人
第3章 「魚」と「鳥」
第4章 ココヤシとクチナシ
第5章 生と性
第6章 ポリネシアン・ウェイ
第7章 現代の「先史時代」