出版社内容情報
なるほど、そうだったのか! 数理や法則にもとづく横糸と、直感的に理解する縦糸がうまく交差したとき、物理学の真の理解に到達する。宇宙物理学の視点も交えて「活きた物理学」を身につける手引きの書。
内容説明
物理学を数式で学ぶだけでは、本当の理解には到達しない。数式を別角度から眺め、グラフを描き、身近な現象に応用し、直感的に納得したとき、初めて真の理解にたどり着く。宇宙物理学の視点を交え、「活きた物理学」を身につける手引きの書。
目次
第1章 ニュートン力学:要点の復習(2次元調和振動子;剛体の自由歳差運動;ラグランジュ形式でのニュートン力学)
第2章 ベクトル解析と電磁気学を見直そう(ベクトルのrotationは難しいか?;電磁気学と実験物理学;プラズマ中の電流分布の作る磁場;電磁ポテンシャルとゲージ変換;準定常地場を記述するベクトルポテンシャル;電磁波の放射;プラズマ中の電磁波;2階微分方程式のまとめ)
第3章 熱力学は不思議だ(熱力学の特徴;エアコンの熱力学とエントロピー;熱力学的ポテンシャル;星の熱力学;宇宙美学;まとめと展望)
著者等紹介
牧島一夫[マキシマカズオ]
1949年、東京都生まれ。1974年、東京大学理学部卒業。宇宙科学研究所助手、東京大学理学部助教授、同大学大学院理学系研究科教授、同大学ビッグバン宇宙国際研究センター長(併任)、理化学研究所主任研究員(兼務)、同研究所グループディレクターなどを歴任。現在は、東京大学名誉教授、および同大学カブリ数物連携宇宙研究機構上席科学研究員(客員)。理学博士。2015年6月、第105回日本学士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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