出版社内容情報
熱力学は,物理学の骨格をなす理論体系でありながら,量子論や統計力学に比べても難解な論理構造をもっている.熱力学を再構成し,簡潔で美しく普遍的な理論として提示した定評ある教科書の改訂版.第II巻では,化学熱力学や相分離を伴う相転移まで透徹した論理で解説する.
内容説明
分野を代表する定番テキスト待望の改訂版。美しい理論として第1巻で再構成した熱力学により、化学熱力学や相分離を伴う相転移まで透徹した論理で解説。
目次
第15章 熱力学量を別の熱力学量で表す方法
第16章 熱力学的安定性
第17章 相転移
第18章 秩序変数と相転移
第19章 化学への応用
第20章 外場で不均一が生じる系の熱力学
第21章 統計力学・場の量子論などとの関係
著者等紹介
清水明[シミズアキラ]
1956年生まれる。1979年東京大学理学部物理学科卒業。1984年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了(理学博士)。キヤノン(株)中央研究所主任研究員、新技術事業団榊量子波プロジェクトグループリーダー、東京大学教養学部物理学教室助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授、同研究科先進科学研究機構機構長。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授、同大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構教授を兼担。応用物理学会賞受賞(1994年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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