出版社内容情報
人間とは何か?――先史時代から未来まで,ゲノムレベルから地球生態系まで,悠久にして広大なテーマを扱う自然人類学.本書は,東京大学で開講されている人気講義をもとに,研究の最前線を臨場感あふれる文章で解説.読者を,心躍る世界へ誘う.
内容説明
われわれ人間とは何者なのか?先史時代から未来へ、そして、ゲノムレベルから地球生態系へ―悠久にして広大な自然人類学の世界。進化をはじめ、ゲノム科学や考古学、身体機能や言語など、文化をもつ生物「人間」の謎にせまる。東京大学の人気講義を書籍化。
目次
1 人類進化の歩み(ヒト以外の霊長類の行動と社会―ヒトを相対化する;猿人とはどんな人類だったのか?―最古の人類;ホモ属の「繁栄」―人類史の視点から;旧人ネアンデルタールの盛衰―現生人類との交代劇)
2 ヒトのゲノム科学(アジア人・日本人の遺伝的多様性―ゲノム情報から推定するヒトの移住と混血の過程;全ゲノムシークエンスによる人類遺伝学―ヒトゲノムの変異と多様性;自然選択によるヒトの進化―形質多様性と遺伝的多様性;縄文人のゲノム解読―古代ゲノム学による人類の進化)
3 生きているヒト(ヒトはなぜ直立二足歩行を獲得したのか―身体構造と運動機能の進化;なぜヒトは多様な色覚をもつのか―霊長類の色覚由来から考える;ヒトの環境適応能―生理的適応現象とその多様性;生存にかかわる腸内細菌―ホモ・サピエンスの適応能)
4 文化と人間―文理の境界領域(言語の起源と進化―その特殊性と進化の背景;考古学と自然人類学―縄文時代・弥生時代の生業を考える;人種と人種差別―文化人類学と自然人類学の対話から)
感想・レビュー
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