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医学・薬学データの統計解析―データの整理から交互作用多重比較まで

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130604055
  • NDC分類 490.19
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 臨床試験解析の国際的動向や新たな理論、および医学研究における統計解析の手法を、データの整理や推測論といった統計学の基本的な考え方から、多群比較、多重比較、交互作用解析法、さらに単調回帰など、実際的かつ高度なデータ解析の方法までを提案・解説する。    

《目次》
1章 序論
第I部 データ解析のための基礎
2章 データの要約
3章 検定と信頼区間の考え方
4章 多重決定方式とそれから導かれる有用な信頼区間
5章 2群比較の方法
6章 順序分類データに基づく2群比較
7章 多群比較の方法
8章 多重比較法
第II部 データ解析の理論とその応用
9章 用量・反応関係の推測
10章 多重比較法と同時信頼区間
11章 優越性,同等性,非劣性検証
12章 層別解析
13章 遺伝疾患と対立遺伝子頻度分布の関連解析
14章 経時測定データの解析
15章 年代×世代×時代3効果コホートモデル
16章 施設間差の分析
補論I 無作為化について
補論II 多特性解析
補論III マイクロアレイデータ解析における多重性調整
補論IV ブリッジングスタディ

内容説明

本書は、臨床試験にこだわることなく、医学・薬学研究のための実際的なデータ解析の方法の提案と解説を目的としている。なお、臨床試験を取り巻く環境もこの10年間に目覚しい変化を遂げた。とくに臨床試験の国際協調のための国際会議により、1999年にはいわゆるICH E9ガイドライン‘The Statistical Principles for Clinical Trials’が刊行された。ICH E9は米国、欧州そして日本の統計解析ガイドライン(1992)を基調としているため極端な変更とまではいかないものの、プラセボ対照の積極的な採用、被験薬・実薬・プラセボ対照の3群比較、施設間変動およびその薬剤との交互作用解析、非劣性検証の新しい考え方、主観評価の客観化、そしてブリッジング試験等々、従来の日本の臨床試験の実際とは異なる面も多々顕在化してきている。そこでこれらの変化に対応するための提言も本書の目的の一つである。

目次

第1部 データ解析のための基礎(データの要約;検定と信頼区間の考え方;多重決定方式とそれから導かれる有用な信頼区間;2群比較の方法 ほか)
第2部 データ解析の理論とその応用(用量・反応関係の推測;多重比較法と同時信頼区間;優越性、同等性、非劣性検証;層別解析 ほか)

著者等紹介

広津千尋[ヒロツチヒロ]
明星大学理工学部教授。1968年東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士課程修了、工学博士。東京工業大学助手を経て、1971年東京大学工学部計数工学科講師、助教授、教授。2000年定年退官、東京大学名誉教授。2004年4月より現職
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