中公文庫<br> 支那外交史とイギリス〈その2〉アロー戦争と円明園

  • ポイントキャンペーン

中公文庫
支那外交史とイギリス〈その2〉アロー戦争と円明園

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122017054
  • NDC分類 222.066
  • Cコード C1122

内容説明

南京条約の成立にもかかわらず、英国と清の外交関係は必ずしも改善されない。相次ぐ紛争に業を煮やした英仏両国は1856年、広東ど起きたアロー号事件を口実に再び戦端を開いた。白河を溯って天津・北京へと進撃した同盟軍はついに円明園を占拠して最宝を掠奪し、ヴェルサイユ宮を摸したその壮麗な建造物を破壊焼却する―。北京条約締結にいたる植民地化への過程を、外交文書や皇帝勅書などの資料を駆使して詳述した、『アヘン戦争と香港』と姉妹篇をなす歴史的名著。

目次

南京条約後、支那諸開港場における紛擾
イギリス・支那両国官憲の面会交渉問題、条約改正問題
アロー号事件とイギリスの広東攻撃
アロー号はイギリス船か、アロー号事件はイギリス国旗の侮辱か
イギリス議会のアロー号事件論争、イギリス・フランス同盟軍の広東占領
イギリス等4国全権の大沽交渉とイギリス・フランス同明軍の大沽砲台砲撃占領
イギリス第4国全権の天津交渉
ロシヤ・アメリカ・イギリス・フランス4国の天津条約締結
支那の天津条約締結の動機、和戦論、上海会議の目的、広東団防局始末
天津条約後の上海税率会議とアヘン問題及び使臣駐京問題〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マサキ@灯れ松明の火

6
そこまでしますか?アロー号事件…言い掛かりのオンパレードではないですか!?オマケに…イギリスとフランスが手を携えて…「圓明園」での略奪やら焼き払いやらは…読んでる此方が恥ずかしくなりますね。。2016/02/07

ひつじ

0
アロー戦争のその顛末を、主に清朝中国と諸外国との外交交渉を主軸に詳述している本です。その説くところは微に入り細に入り、本自体の内容はすばらしいというべきものですが、ただいささか読みにくいのが難点。一文一文がどことなく冗長で、文章も時々漢文的。ためになる本ではありますが、面白い本であるとは言いがたく、読みこなすには気力と時間とを要するでしょう。2013/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/740718
  • ご注意事項

最近チェックした商品