出版社内容情報
1969年,アポロ11号が月面に着陸.人類の夢がかなった1年後,日本では初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられた.初期の宇宙開発を担った米国・日本の技術者,そしてその社会や文化とはどのようなものだったのか? 歴史と技術論の視点から,システム工学の意味を問う.アポロ計画から50年を迎え,補章を追加.
内容説明
アポロ計画から50年。宇宙を目指し、結集した技術者たち。その技術実践や組織文化をミクロな視点から解明し、システム工学の射程を問う。
目次
序章 未踏技術への陣容―宇宙開発のコミュニティ
第1章 フォン・ブラウンのチーム―マーシャル宇宙飛行センター
第2章 アポロ宇宙船開発―有人宇宙船センター
第3章 大学人の誇りと試練―ジェット推進研究所
第4章 科学者たちの選択―ゴダード宇宙飛行センター
第5章 人間志向の技術文化―日本の宇宙開発機関
終章 システム工学の意味―歴史と技術論の視座から
補章 アポロ計画から半世紀を経て
著者等紹介
佐藤靖[サトウヤスシ]
1972年新潟県生まれ。1994年東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。1994‐2000年科学技術庁勤務。2005年ペンシルヴァニア大学大学院博士課程修了(科学史・科学社会学、Ph.D.)。日本学術振興会特別研究員(東京大学)、政策研究大学院大学助教授、科学技術振興機構研究開発戦略センターフェローを経て、新潟大学人文社会科学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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