出版社内容情報
古生代に現れたオストラコーダは数億年の「記憶」をその小さなからだに秘めている.かれらを対象にして始まったひとつの自然史研究が,地球科学と生物科学のふたつの座標軸の上で,やがてさまざまなテーマをもった総合科学へと発展していく過程をたどる.
目次
第1章 オストラコーダの世界
第2章 オストラコーダの研究方法
第3章 オストラコーダ国際シンポジウム
第4章 太古の海を記憶するものたち
第5章 自然史研究の魅力
第6章 オストラコーダ研究と静岡大学
第7章 オストラコーダ研究の今後の展望