幼児期における「自己」の発達―行動の自己制御機能を中心に

幼児期における「自己」の発達―行動の自己制御機能を中心に

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784130560863
  • NDC分類 376.11

出版社内容情報

“ヒト”が“人間”となる発達的変化に一貫して認め得る能動性,主体性の獲得・展開の様相を,子どもの行動の自律的制御機能の発達として捉えることを意図した本書は,就学前幼児(3~6歳)について,多面的な実証資料とデータにもとづいて論考する.

目次

序論 研究の課題と構想
第1章 社会的場面における自己行動制御機能―教師による観察・評定資料による概観
第2章 実験的測定による幼児の行動制御機能
第3章 行動制御機能としての抑制の構造とその発達―「待つ」「時を過ごす」ということの意味
第4章 自己制御機能の発達の背景・規定因―母親のしつけ・発達期待
第5章 行動制御機能へのもう一つのアプローチ―自己強化学習パラダイムによる検討
第6章 総括的考察・討論