出版社内容情報
支配階級としてのテクノクラートが領導して推進する大規模開発と,それに異議を申し立てる新しい社会運動の多発に注目し,両者の対立・抗争を介した新しい社会問題の開示・解決の方途を「対抗的相補性」の理論としてポジティヴに打ちだす.
内容説明
支配階級としてのテクノクラートが領導して推進する大規模開発と、それに異議を申し立てる新しい社会運動の多発…。先進産業社会のもっとも尖鋭な社会問題に注目して、開発にともなう受益と受苦の様相を分析し、両者の対立・抗争を介した新しい社会問題の開示・解決の方途を「対抗的相補性」の理論としてポジティヴに打ちだす。
目次
第1部 受益圏・受苦圏とテクノクラート(紛争の社会学―受益圏と受苦圏;受益圏・受苦圏と民主主義の問題;「新しい社会問題」とテクノクラシー;テクノクラートの思考様式)
第2部 社会運動と国家(対抗的相補性の社会学―A.トゥレーヌの「社会の自己生産論」の一側面;新しい社会運動;国家と社会変動)
結章 「テクノクラシーと社会運動」論の課題
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