大学病院―日本の医療の要は再興できるか

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大学病院―日本の医療の要は再興できるか

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130530408
  • NDC分類 498.16
  • Cコード C1036

出版社内容情報

なぜ日本の大学病院は「過去最大の経営危機」に直面しているのか? 医師配置、研究力、財務の構造的な問題をはじめとした論点を取り上げるとともに、経営基盤の強化に向けた取り組み事例も紹介する。



【目次】

序章 高度医療の要は揺らぐか
1.日本の大学病院の概要と基本情報/2.大学病院経営の現場から

第1章 大学病院の歴史と現在に至る経緯――制度の変遷から「特定機能病院」へ
1.大学医学部の成り立ち/2.戦後の復興と高度成長へ/3.平成期の大学病院

第2章 医師の配置を巡る大学医局の役割と変遷
1.大学医局の誕生とその特徴/2.大学医局の繁栄と役割/3.大学医局の新しい意義と「地域を支える」公益性

第3章 近年の大学病院に対する政策的対応
1.大学病院の医学研究力/2.大学病院医師の勤務環境と収入を取り巻く課題/3.厚生労働省「特定機能病院のあり方検討会」から見る政策的対応/4.大学病院と都道府県の関係強化

第4章 大学病院の自助努力とその限界――収入増・支出減とその影響
1.大学病院経営を圧迫する構造要因/2.収入増加の具体策/3.人件費の適正化(1)/4.人件費の適正化(2)/5.医療安全を支える費用構造/6.国立大学病院財務の構造的な課題を読み解く/7.設置主体別に見る今後の経営戦略

第5章 大学病院を取り巻く新たな流れと今後の姿
1.国立大学の統合と大学病院運営の見直し/2.大学病院の新たな財源/3.2026(令和8)年度診療報酬改定が示す新たな仕組み/4.大学病院だからできる未来の人材育成

あとがき

巻末資料
参考文献

内容説明

「過去最大の経営危機」を乗り越える!大学病院関係者へのインタビューも多数掲載!いま国立大学病院の約8割は赤字。診療に追われ、研究時間を確保できない若手医師。「医師は高収入」というイメージは大学病院医師に当てはまるのか?…etc.

目次

序章 高度医療の要は揺らぐか
第1章 大学病院の歴史と現在に至る経緯―制度の変遷から「特定機能病院」へ
第2章 医師の配置を巡る大学医局の役割と変遷
第3章 近年の大学病院に対する政策的対応
第4章 大学病院の自助努力とその限界―収入増・支出減とその影響
第5章 大学病院を取り巻く新たな流れと今後の姿

著者等紹介

吉村健佑[ヨシムラケンスケ]
1978年神奈川県生まれ。千葉大学医学部卒業、東京大学大学院・千葉大学大学院修了。精神科医・産業医として研鑽後、厚生労働省で医療政策の立案・制度設計に携わる。2019年より千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター特任教授、同センター長。大学病院経営、病院再編、偏在対策、産学連携に取り組む。2026年より慶應義塾大学医学部特任教授を兼任。精神保健指定医、公衆衛生学修士、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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お抹茶

3
大学医局,大学病院経営の問題を詳しく記す。地方大学病院は,地域の最後の砦であり,医療の質・人材・研究の循環を地域内に成立させる装置。臨床研修制度の開始で,医局というチームのために働くことから,自分のキャリアは自分で決めるという価値観が広がった。国立大学法人化は,日本の医療の質と信頼性を高める一方で,医学研究や教育機能は後景に押しやられた。看護師は正規職員で医員・特任教員は非正規という「医師は低コスト,看護師は高コスト」という人件費構造で経営は辛うじて成立しているが,持続可能性には大きな歪みがある。2026/10/10

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