“非在”のエティカ―ただ生きることの歓待の哲学

個数:

“非在”のエティカ―ただ生きることの歓待の哲学

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月21日 06時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 380p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130513630
  • NDC分類 114
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「生きることの根源に存在するかなしみの、どうしようもない孤独への方向性と、にもかかわらずひらきうる、他者とともに在る事態への方向性」へ。石牟礼道子、鶴見俊輔、アーレント、アガンベン、レヴィナスらを導きに語る。

内容説明

「存在か無か」の図式のかげにとり残されてきた“非在”の居場所をまなざし、「ともにある」ために、哲学にはなにが必要で、なにが可能なのか。アウシュヴィッツ、水俣病、戦争、市民運動、教育、ケアといったフィールドを縦横に行き来しつつ、人間であることの歓びとかなしみを根源的に問う。アーレント、アガンベン、レヴィナス、石牟礼道子、鶴見俊輔らの思索の糸をたぐりよせ、「ただ生きること」の歓待を呼び覚ます倫理と哲学を織りあげる新しい試み。

目次

思考のはじまりの痕跡
第1部 人間的なるものの在り処―“非在”の思想的水脈(コモン・センスとしての応答的理性―アーレントにおけるパトスと人間のもろさをめぐる省察;ただ生きること、あるいは“非在”の歓待―アガンベンにおける「剥き出しの生」をめぐる批判;ホショウ科学時代におけるパテイ・マトス―アガンベンにおける経験と思想と“非の潜勢力”;審問されるコナトゥス、エティカの行方―レヴィナスとアガンベンのスピノザ)
第2部 “かなしみの知”と“知のかなしみ”のほとりから―弱さとともに生きること(“非在”のエティカの生起する場所―石牟礼道子とパトスの記憶誌;悲しみの器と煩悩のケア―近づくことの不可能性と遠ざかることの不可能性について;“ひずみの底の未来イメージ”、あるいは弱さの倫理―鶴見俊輔のプラグマティズムと科学技術の政治性;「方法としてのアナキズム」考―鶴見俊輔におけるユートピアとしての漫画的精神;“知のひと”から“受苦するひと”へ―石牟礼道子と鶴見俊輔の出遭いから)
“非在”のエティカ―ただ生きることの歓待のために

著者等紹介

小野文生[オノフミオ]
1974年、滋賀県生まれ。同志社大学グローバル地域文化学部教授。教育学・哲学・社会思想史・ユダヤ思想研究を専門とする。名古屋大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、ベルリン・フンボルト大学留学を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学博士(教育学)。京都大学助手、京都大学特定助教、同志社大学グローバル地域文化学部准教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品