公民館はどう語られてきたのか―小さな社会をたくさんつくる〈1〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130513432
  • NDC分類 379.2
  • Cコード C3037

出版社内容情報

戦後あたらしい地域社会の再建の希望をこめて設立された全国1万5000館の公民館.いま社会と制度の激変のただなかにあるその歴史を語りなおし,未来へとつなぐ試み.全国公民館連合会の会誌『月刊公民館』で好評連載を単行本化(2の「実践篇 」は2019年春に刊行予定).

序 社会と個人をめぐる運動
第1章 私たちはどこにいるのか
第2章 戦後の公民館構想の特色
第3章 2つの「公民館のあるべき姿と今日的指標」の観点
第4章 自治公民館と「近代化」への志向性
第5章 歴史的イメージとしての公民館――寺中構想再考
第6章 高度経済成長と社会教育の外在・内在矛盾
第7章 生涯学習の時代と「第3次あるべき姿」
第8章 社会教育終焉論と生涯学習批判
第9章 住民自治と公民館
第10章 「自治」としての〈学び〉へ
結び 当事者になる場の新しい方向

Reshaping the History of Kominkan: Discussions on the Community Learning Center in Japan
[The Making of our 〈Societies〉, 1]
Atsushi MAKINO

牧野 篤[マキノ アツシ]
著・文・その他

内容説明

いま見つめなおす公民館の可能性。激変する戦後日本の地域社会において、公民館はどうあろうとしてきたか。その稀有な我々の場所と、新しい社会・まちづくりを考える人必読の、『月刊公民館』特別連載の書籍化。

目次

社会と個人をめぐる運動
私たちはどこにいるのか
戦後の公民館構想の特色
二つの「公民館のあるべき姿と今日的指標」の観点
自治公民館と「近代化」への志向性
歴史的イメージとしての公民館―寺中構想再考
高度経済成長と社会教育の外在・内在矛盾
生涯教育の時代と「第三次あるべき姿」
社会教育終焉論と生涯学習批判
住民自治と公民館〔ほか〕

著者等紹介

牧野篤[マキノアツシ]
1960年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。中国中央教育科学研究所客員研究員。名古屋大学大学院教育発達科学研究科助教授・教授を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/04/01

Tatsuo Mizouchi

2
☆☆☆☆ 少し難しいところもあるけれど、とても面白い。今の私は公民館の歴史を10倍速ぐらいで追いかけてるよう(笑)2019/01/18

みそ

0
がっつりスタンダードを踏まえた公民館論。歴史もやや難解な書き方ですが、公民館や社会教育の文脈で語られてきた基本のことを述べています。社会教育の自己矛盾(市民の自立や自治を目指すのに、集団化が結局権力化や公権力の支配を求めちゃうとか)を組みかえて、流動的で多元的なありかたをめざしていこうとかが主張になるわけですが、実行するのが難しいんですよね。2025/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13199284
  • ご注意事項

最近チェックした商品