内容説明
今回現代ドイツ経済の歴史を第一次大戦後からのドイツ経済とヨーロッパ経済の歩み(ドイツ問題とヨーロッパ問題)を中心テーマに据えて両者を関連づけながら解説するべく本書を書き上げた。教科書にありがちな単なる概説的観察や現象的記述にとどまらずに、学術的研究としても立派に通用するようなかたちでヨーロッパ的文脈を視野に入れつつ現代ドイツ経済の抱える問題点を20世紀から21世紀初頭を貫いて系統的に説明することを本書では意図した。
目次
序章 課題と構成
第1章 ヨーロッパ問題とドイツ問題
第2章 ドル条項とドイツ経済の復興
第3章 経済の奇跡とEEC加盟への道
第4章 1966/67年不況と高成長の翳り
第5章 1974/75年不況と変調の始まり
第6章 変調とドイツ統一
終章 現状と展望
著者等紹介
古内博行[フルウチヒロユキ]
1950年宮城県に生まれる。1972年横浜国立大学経営学部卒業。1975年東京大学経済学部卒業(学士入学)。1982年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。千葉大学教養部専任講師(1982年6月)、助教授、法経学部助教授を経て、千葉大学法経学部教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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