出版社内容情報
欧米で先行して進められている「電力自由化」は,日本においても現在急速に議論が進んでいる.本書は,われわれの身近な生活の問題としても重要な「電力自由化」について,経済学的な観点のみならず技術的な視点をも意識して,単に価格の問題だけではなく,品質,信頼度,資源・環境問題等に配慮した制度設計のあり方を探究し,現実の政策へ多くの示唆を提供する.
目次
問題の構図
第1部 電力自由化の視点(電気事業の費用構造と生産性;欧米諸国での電力自由化の動向と評価;電気事業の垂直統合の分離;電気と電力系統)
第2部 電力自由化の制度設計(電力自由化と系統問題;電力取引;電力自由化の諸問題)
電力産業における規制制度の改革