出版社内容情報
本書は,経済学の視点から,とくに借地借家法と土地税制に焦点をあて,これらが日本の土地・住宅市場にどのような歪みをもたらしているかを理論的・実証的に検討し,あるべき土地・住宅政策を問い直す.さまざまな土地・住宅問題を解決するための基礎的な考え方を提供する.
内容説明
本書は、借地借家法やその他の規制が土地・住宅の賃貸借市場の機能を歪める結果、生じているさまざまな問題点に焦点を当てて、日本の土地住宅市場を土地税制との関連で、理論的かつ実証的な観点から分析した研究書である。
目次
日本の土地・住宅問題
第1部 住宅市場の経済分析(持家・借家選択と住宅の規模;借地借家法の経済分析(1)
借地借家法の経済分析(2)―借地借家法の効果と非対称情報
土地と住宅の共同化)
第2部 土地市場と税制(日本の土地税制;土地譲渡所得税の凍結効果―フローとストックの転用阻害効果;土地譲渡所得税の計量分析;相続税の課税標準と土地利用;土地税制と地価の変動;望ましい土地・住宅政策と土地税制)
第3部 宅地の価格と建築コスト(宅地の供給と価格支配力;中古住宅市場の機能と建築コスト―日米比較)
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