目次
序章 「竹の外交論」とは何か―通説の批判と本書の狙い
第1章 竹の外交論再考―タイ近現代史に偏在する小国意識
第2章 「悪魔」の創造、妥協、接近―タノーム政権期における世論の操作と変化(1963~1973年)
第3章 揺れ動く「悪魔」の意味―2つの10月事件期における大国認識(1973~1976年)
第4章 「ジェノサイドの愛国政権」―カンボジア紛争をめぐる認識の相克(1978~1989年)
第5章 「愛国」と「売国」の狭間で―グローバル化と米・中の政治的意味の逆転(1989~2020年)
終章 竹の外交論を脱して
著者等紹介
タンシンマンコン,パッタジット[タンシンマンコン,パッタジット] [Tangsinmunkong,Pattajit]
東京大学東洋文化研究所・情報学環所属(講師)。タイ・チェンマイ生まれ。2010年にチェラーロンコーン大学文学部中国語専攻学士課程を卒業後、在中国タイ大使館で大使秘書として勤務。2012年に来日、2016年早稲田大学社会科学研究科修士課程、2019年早稲田大学社会科学研究科博士課程を修了。社会科学博士。その後、早稲田大学社会科学研究科助教、講師を経て、2022年から現職。専門分野は東南アジアの現代史。特に東南アジアの対外認識、歴史記述、外交言説に注目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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