目次
序章 廃棄物処理と現代インドネシアの民族誌
第1章 スラバヤにおける廃棄物処理インフラ
第2章 民主化とゴミ問題の登場
第3章 市場化の隠れた機能
第4章 住民参加型開発の登場
第5章 住民参加のパラドックス
終章 ゴミが作りだす社会
著者等紹介
吉田航太[ヨシダコウタ]
1990年兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、静岡県立大学大学院国際関係学研究科助教。専門は文化人類学、科学技術社会学、東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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人生ゴルディアス
3
面白かった。ごみ処理と一口に言っても土地によってさまざま。何が忌避されるかも異なり、インドネシアでは焼却炉が嫌われており埋立地が溢れるかもとなっても実装ができないとか、行政がごみ収集の仕方に口を出せない構造になってるとか、日本とは全く異なる構造を感じ取れてよかった。一方で環境NGOの話は万国共通っぽく感じる。またごみ処理問題に住民を引き入れるためにコンテストとかやったら予想外に盛り上がったものの、盛り上がってるのを理由に参加する奴らが出てきて当初の問題意識が忘れられるとか、こういうのはどこも一緒だと感じた2025/05/15
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