出版社内容情報
戦後ドイツの政治経済体制はなぜ,どのようなプロセスを経て形成されたのか.コーポラティズム的秩序構想を含んだ労働運動主導の「経済民主化構想」の消長を跡づけることによりそのプロセスを明らかにし,ドイツ政治経済の構造的特質を浮き彫りにする.
目次
第1章 戦後新秩序構想の布置
第2章 戦後労働運動の組織建設―政党と労組の乖離の生成
第3章 大連合型政治の展開と後退
第4章 経済民主化構想の進展と停滞
第5章 アデナウアー政権の成立と石炭・鉄鋼共同決定の成功
第6章 経済民主化構想の挫折と社会的市場経済への適応
著者等紹介
網谷龍介[アミヤリョウスケ]
1968年山口県に生まれる。1991年東京大学法学部卒業。1993年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。現在、津田塾大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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