パワーシェアリング―多民族国家マレーシアの経験

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パワーシェアリング―多民族国家マレーシアの経験

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130362566
  • NDC分類 312.239
  • Cコード C3031

目次

序章 マレーシアはエスニック紛争管理のモデルになりうるか?
第1章 パワーシェアリングをめぐる議論―問題の所在
第2章 多数派民族政党が穏健政策を選択する条件―モデルと仮説
第3章 パワーシェアリングの起源―マラヤにおける連立政権形成史
第4章 マレーシアにおける票の共有―効果の検証
第5章 パワーシェアリングの制度―構造要因の効果
第6章 パワーシェアリング下の暴動―制度の限界
第7章 パワーシェアリング下の党内抗争―変動要因の効果
第8章 パワーシェアリングの終焉?―メディア統制の緩和による票の共有の消失
終章 マレーシアの教訓

著者等紹介

中村正志[ナカムラマサシ]
1968年出生(東京都出身)。1992年東京外国語大学外国語学部インドネシア・マレーシア語学科卒業。1994年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。修士(国際学)。アジア経済研究所入所。2014年東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

エスニシティにもとづく亀裂を回避し、多様な政治的アクターの共存を担保する政治体制を、マレーシアの事例から解明する。

エスニシティにもとづく亀裂を抱える社会において,多数派民族の専制をどうすれば回避できるのか? ウクライナやイラクなど,分裂の危険性を孕む国が増加する現在,この問題を解く鍵として注目される「パワーシェアリング」に焦点を当て,安定の条件を理論的に探り,マレーシアを事例に分析.
★藤原帰一氏(東京大学教授)推薦
「マレーシアは,多数派民族と少数民族が内戦に陥ることなく議会政治の枠を保ってきた国である.それはなぜか.パワーシェアリング概念を中核に据えてマレーシア政治を分析する本書は,論理的かつ実証的にこの疑問に挑んでいる。東南アジア研究はもちろんのこと、比較政治学,さらにひろく民族紛争に関心のある者は必ず読むべき画期的業績である.」

略語一覧
マレーシア地図
序 章 マレーシアはエスニック紛争管理のモデルになりうるか?
第1章 パワーシェアリングをめぐる議論――問題の所在
 はじめに
 第1節 どうすれば多数派民族の専制を回避できるか
 第2節 多数派民族の専制が生じやすい社会的条件
 小括
第2章 多数派民族政党が穏健政策を選択する条件――モデルと仮説
 はじめに
 第1節 「票の共有」再考
 第2節 多数派民族政党内の政策選択
 第3節 仮説検証の手順
第3章 パワーシェアリングの起源――マラヤにおける連立政権形成史
 はじめに
 第1節 民族政党の形成
 第2節 多民族連立政権の誕生
 小括
第4章 マレーシアにおける票の共有――効果の検証
 はじめに
 第1節 票の共有の前提条件は揃っているか
 第2節 民族混合区における与党の構造的優位
 第3節 票の共有効果の推定
 第4節 与党指導者の認識
 小括
第5章 パワーシェアリングの制度――構造要因の効果
 はじめに
 第1節 UMNO幹部にとっての選挙協力のメリットとデメリット
 第2節 票の共有なき選挙の不在
 第3節 UMNO幹部ポストの価値
 小括
第6章 パワーシェアリング下の暴動――制度の限界
 はじめに
 第1節 1969年選挙:民族問題の争点化とその帰結
 第2節 5.13事件とラーマンの退任
 第3節 独立協約の凍結と新経済政策の導入
 小括
第7章 パワーシェアリング下の党内抗争――変動要因の効果
 はじめに
 第1節 1980年代半ばの布教とUMNOの分裂
 第2節 1990年代後半の不況とアンワル副首相解任
 第3節 2008年総選挙での歴史的「敗北」とアブドラの退任
 小括
第8章 パワーシェアリングの終焉?――メディア統制の緩和による票の共有の消失
 はじめに
 第1節 票の共有が消失するメカニズム
 第2節 インターネットが促したイデオロギー空間の多次元化
 第3節 パワーシェアリングを支えた仕組みの崩壊
 小括
 [図8-1Bに関する補足]
終 章 マレーシアの教訓
 第1節 要約と結論
 第2節 マレーシアの教訓

付録 データの詳細と出典
参照資料・文献一覧
あとがき
索引

【著者紹介】
中村 正志
中村正志:ジェトロ(日本貿易振興機構)アジア経済研究所研究員