文春新書
日本経済の勝ち方 太陽エネルギー革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606917
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0295

内容説明

未曾有の金融危機と大不況に喘ぐ日本経済。お先真っ暗の状況で、日本の産業界の活路は、電気自動車とソーラー発電による「21世紀の産業革命」にある。環境問題と資源枯渇も一挙に解決する日本版グリーンニューディール。

目次

「勝てる」経済へのシナリオ
第1部 20世紀型文明の行き詰まり(2008年金融危機の意味;産業革命から200年;「車社会」の行き詰まり)
第2部 21世紀型エネルギー・システムの模索(無限から有限、そして新たな無限への道;バイオ・エタノールに大きな期待はできない;CO2回収・貯留は切り札になり得るか;水素社会の未来はまだ見えてこない)
第3部 答えは「電気」と「ソーラー」(「無限のエネルギー源」太陽;電気自動車のとてつもない可能性;アメリカのユニークな電気自動車;「救世主」リチウムイオン電池;ヒートポンプで「燃やさない家庭生活」を実現)
第4部 太陽エネルギー革命(ソーラー・パワーでエネルギー自立へ;「もう一つの太陽エネルギー」風力;世界はいかに変わるか)
機は熟した

著者等紹介

村沢義久[ムラサワヨシヒサ]
1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院情報工学研究科修了。79年、米スタンフォード大学でMBA取得後、米コンサルティング会社大手、ベイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン日本代表を経て、ゴールドマン・サックス証券M&A担当バイス・プレジデント、モニター・カンパニー日本代表などを歴任。05年9月から東京大学特任教授(サステイナビリティ学連携研究機構)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

3
太陽エネルギーは,現時点でのみ考えればそれほど効率的なものではない.しかし,だからといって捨てさって良いものというわけではない.限りある資源を使うことなく,無尽蔵にある資源を使うというのは,持続的な発展をしていくためには必要不可欠なピースである.2011/12/28

千葉さとし

0
二酸化炭素削減という難題に加えて、リーマン・ショック後の混乱から立ち上がるための方策として、エネルギー政策の転換と転換後の社会、エネルギーとのつきあいかたについて広範に検討するなかなかまとまった一冊。基本的にグランドデザインの話なので、スマートグリッドや太陽光、風力に地熱などの細部はまた別途学習するといいのではないかと。一つ注文をすれば、このタイトルが如何にも昔話になってしまっているので、あの地震を経た今だから必要とされるエネルギー政策の転換、という方向で新版を出されては如何か。2011/08/23

maya

0
これからのエネルギーについて。 21世紀は、クリーンな文明を築いていくこと。 節約・我慢するのではなく、より便利で快適な生活を目指して、環境保全も両立させていく方法を考えていけばいいことがわかって、よかった。 自然エネルギーを効率よく活用し、住みよく美しい地球を次世代につないでいきたい。2011/07/05

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