出版社内容情報
ドイツ帝国の複雑な構造や集権化のプロセスの解明に向け、トリーペル(1868~1946年)の主著『帝国監督』を中心に、その連邦国家論を詳細に分析した我が国初の著書。現代的論点への応用により、EUや日本の多層的法秩序を理解するための枠組みも示す。
【目次】
序 章 国法理論としての『帝国監督』
第1節 本書の目的
第2節 『帝国監督』(一九一七)の持つ意義
第3節 研究史と課題設定
補 節 トリーペルの略歴
第1章 連邦国家学説史におけるトリーペル
第1節 ドイツ帝国以前――連邦国家と国家連合の対抗軸の形成
第2節 帝政初期におけるドイツ帝国の法的構成をめぐる論争
第3節 帝政後期におけるドイツ帝国の構造転換
第4節 小括
第2章 帝政期トリーペルの連邦国家論
第1節 『ドイツ帝国における集権と分権』(一九〇七)
第2節 「連邦国家の権限と成文憲法」(一九〇八)
第3章 『帝国監督』(一九一七)
第1節 ドイツ帝国における帝国監督
第2節 「国法の動態的考察」における監督権
第3節 『帝国監督』にみるドイツ帝国国法
第4章 ワイマール期における「動態的方法」の展開
第1節 『帝国監督』における連邦国家論の展開
第2節 『帝国監督』の国法学方法論上の意味
終 章 『帝国監督』が持つ現代的意義
第1節 多層的秩序と現代ドイツ法
第2節 連邦論
第3節 小括



