出版社内容情報
1970年代後半の海洋レジームの転換に伴う漁業条約改定交渉を詳細に跡づけることによって,通説とは異なり,日本の政策決定が所与の状況における合理的な対応であったことを論証する.経済活動と関連する政治交渉という国際政治学上の重要課題を扱った労作.
目次
第1章 大転換
第2章 問題提起
第3章 領海3カイリ・公海自由原則と日本
第4章 国連海洋法会議と日米漁業交渉(1976~77年)
第5章 日ソ漁業交渉と海洋制度の転換(1977年)
第6章 漁業交渉継続(1977~78年)
第7章 結論