出版社内容情報
日本の公務員制はいかにして誕生し,変容してきたのか.そして現在どのような問題に直面しているのか.本書は,改革の波にさらされてきた日本の公務員制度のありようを問い直し,その特質と課題を明らかにする.「霞が関文化」「全体の奉仕者」の行く末を見通す,現代政治を学ぶための必読の書.
序章 公務員制とは何か
I章 公務員の範囲と分類――日本の公務員制の性格
1 公務員とはなにか――その意義と範囲
2 公務員の分類
3 日本の公務員制の性格
II章 歴史の中の公務員制――官吏・公務員制度の変容と政府システム
1 管理制度から公務員制へ
2 政府の構造と発達段階
3 官吏・公務員のタイプと変容過程
III章 分権型人事と公務員制の自律化――各省庁と人事院
1 人事院の独立性と相互依存
2 各省人事の現場から
3 分権型人事管理のメカニズム
IV章 公務員制度改革の争点化と政治――応答的政府への途
1 第二臨調から行革会議へ
2 天下り問題と世論
3 公務員制度改革と内閣人事局の設置
終章 霞が関文化とそのゆくえ
Working Papers on Public Administration 11
The Civil Service System in Japan
Takashi NISHIO
西尾 隆[ニシオ タカシ]
著・文・その他
内容説明
霞が関文化の実態を見据え、改革のゆくえを展望する。
目次
序章 公務員制とは何か
1章 公務員の範囲と分類―日本の公務員制の性格
2章 歴史の中の公務員制―官吏・公務員制度の変容と政府システム
3章 分権型人事と公務員制の自律化―各省庁と人事院
4章 公務員制度改革の争点化と政治―応答的政府への途
終章 霞が関文化とそのゆくえ
著者等紹介
西尾隆[ニシオタカシ]
1955年広島県生れ。1978年国際基督教大学教養学部卒業。1986年同大大学院行政学研究科博士後期課程修了(学術博士)。現在、国際基督教大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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