丸山真男講義録〈第3冊〉政治学 1960

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130342032
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C1331

出版社内容情報

60年安保闘争に積極的にコミットした背景に,どのような構想があったか.急速に蔓延しはじめたアパシー状況を憂え,切々と学生に語りかけた,本郷で行われたただ一度の政治学講義であり,政治的思考の解明から始まる独自の政治原論.(解題:渡辺浩)

内容説明

東京大学法学部におけるただ一度の「政治学」講義。60年安保闘争に積極的にコミットしたその年の秋、どのような講義がなされたのか。政治的思考の解明からはじまる、独自の政治原論。

目次

第1講 政治的思考の諸特質
第2講 態度・意見および行動
第3講 集団とリーダーシップの政治過程
第4講 政党および代表制
第5講 統治構造論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pyonko

3
個→集団→指導者→政党という順に、それぞれが政治の中で、どう動いているのかについて論じる。特に、第二講の「政治的態度の形成と変化」はわかりやすくて面白い。最後の、「「政治オンチ」を脱すること」は耳が痛い。2015/07/04

本命@ふまにたす

1
丸山真男の東大での『政治学』講義の講義録。もはや歴史的文章となっていることはやむを得ないにしても、様々な論点(時事的なものも含む)が引き合いに出されているのが興味深い。2021/05/22

Snashi

0
1960年度の冬学期に唯一行われた法学部の「政治学」の講義録を収録。主体(個)→集団→指導→政党の順で、それぞれ政治の中でどのように関与し、動いているのかについて論じている。第一講「政治的論考の諸特質」、第二講「態度・意見および行動」はかなりわかりやすく説明されており、納得させられる箇所が多い。「結語」では、この先の勉強法及び政治への意識の仕方を語っており、こちらも一読の価値がある。2015/09/07

maki

0
「威信とは、他者の自己についてのイメージである。」 以前、丸山の他の本にもあった。王が王たるは、王としての地位や権威でなく、自身が王であると信じ、他者が王と認める限りにおいて王であり続けることができると。即ち、他者との関係性においてであると・・・至極納得!2012/04/04

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