出版社内容情報
アフターコロナ時代に突入した世界はどのような時代になりうるのか.いまやG2と呼ばれるようになった中国とアメリカを中心に世界秩序の力学がどのように変化するのかを現在の世界状況を踏まえ,多角的な視点から気鋭の研究者がまとめる.
内容説明
世界第一、第二位の経済大国の対立と世界秩序は、新「冷戦」なのか、それとも、「まだら状」なのか、世界が注目する米中関係を最新の知見のもとに分析する。
目次
米中対立とアフターコロナ時代の「まだら状」の世界秩序
1 米中対立をどう捉えるか―両国の意図と地政学(米中関係と地政学;アメリカの対中アプローチはどこに向かうのか―その過去・現在・未来;対立への岐路に立つ中国の対米政策)
2 米中対立の諸相(断片化する国際秩序と国際協調体制の再構築に向けて;米中通商交渉とその課題―「デカップリング」は現実的か;技術革新とディカップリング―中国からの視点;米中ハイテク覇権競争と台湾半導体産業―「二つの磁場」のもとで;米中サイバー戦争の様相とその行方;アフター・コロナ時代の宇宙開発)
3 世界から見る米中関係(EU・イギリスから見る米中関係;ドイツから見る米中関係―変容する国際環境にEUと臨むドイツ;イタリアにおける救済者の国際政治―米欧から中国への移行?;ポーランド政治の表層に見える二分化と入れ替わる歴史解釈;豪州から見た米中関係―「幸福な時代」の終焉;韓国から見た米中関係―対米外交と対中外交との両立模索)
「まだら状」の流動的秩序空間へ―米中相克下の世界秩序
著者等紹介
川島真[カワシマシン]
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はアジア政治外交史
森聡[モリサトル]
法政大学法学部教授。専門は国際政治学、現代アメリカ外交、冷戦史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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