国際協力学

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130321136
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3030

出版社内容情報

地球環境問題,国際的安全保障,持続的な経済発展….「国際協力」の成否は,いまや日本人の生存の根幹を左右する問題となった.環境・政治・経済・工学・文化など多く変数が複雑に絡み合う国際問題に,実践的に関わる際に必要な知識と分析の視座を一書にまとめた東京大学大学院新領域創成科学研究科・環境学専攻・国際環境協力コースによる学融合プロジェクト. 

目次

1 国際協力の視点
2 アクター情報の把握と行動予測
3 グローバル社会の安定と持続
4 共同体形成と環境・安全保障
5 民間ベースの国際協力
6 「国際協力」が生み出す新たな問題

著者等紹介

高木保興[タカギヤスオキ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科国際環境協力コース。主専攻、開発経済学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なーちゃま

3
再読。最近の取組みであるSDGsやパリ協定など昨今の国際協力枠組はとかく「やることが多い」印象。構造調整政策のようにひたすら自由化・規制緩和を推進するような、簡単なイデオロギーでは対処できないほど問題は複雑化している。よって援助枠組みは多様化せざるを得ず、SDGsのようにゴールを17つも作る羽目になる。これらに網羅的に同時に取り組むのは不可能。優先順位をつけたくとも、問題は互いに結びつきすぎて順位付けは困難。これを解きほぐし、多少強引でも順位をつけることが国際協力学に求められていることなのかもしれない。2020/08/02

なーちゃま

2
5回目!さすがに既知の情報ありすぎて読んでいて途中で飽きてしまった。これは私の成長の証かしら。でも厚生経済学や金融の部分はまだまだスムーズに読めなかったので課題かと。情報がかなり古くなってきているので、情報自体にはあまり価値はなく、まとめ方や捉え方に意味のある本。国際協力を目指す人にとっては最初の教科書であり続けるだろう。2023/04/18

なーちゃま

2
3周目。さすがに理解度が違う。一つ一つの用語に囚われず、全体像の理解ができた。ここから過去問に出ている場面もあるので、重要な用語を説明でき、かつ事例や他の知識と結びつけることが必要となってくる。2020/04/22

なーちゃま

2
1読目(下読み)。私は『結局、全世界が発展していくためには先進国がODAを必死に垂れ流せばいいんじゃないのー?』と思っていたが、その考えは完膚なきまでに叩きのめされた。そういう問題じゃないらしい!下読み段階なので詳細は飛ばした。2020/02/25

なーちゃま

0
今度はメモを取りつつの読破。戦略過程を意識的に重点的に取り上げていて、プロジェクト実施段階の本は他によく出ているので、ナルマダダムの例だけが取り上げられている。ゲーム理論のところが難しく、他のゲーム理論の書籍をあたりたい。国際協力学という学問が、現実に与えられる影響や役割を概観できた。ODAの垂れ流しによって環境問題を解決しようとする自分の態度は『エコロジー的近代化理論』というが、その国の歴史的背景や置かれている状況を無視してしまう、先進国のエゴのようなものが含まれていることを意識しないといけない。2020/03/28

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