出版社内容情報
日本社会の国際化がいわれ,あるいはそれに伴う現象が「摩擦」として把握される現在,その摩擦への対処のために果たすべき日本法の役割とは何か.改めて日本法のあり方をこそ省みようというモチーフで,さまざまな角度から日本法を問い直す意欲的な論集.
目次
日本における司法の独立・再考
議員特権
日本的行政規制スタイルの試論的モデル
経済力と教育の機会均等
米国から見た日本の環境政策
地方自治体の「公」「私」二重の性格の法理―一九世紀アメリカにおける地方自治法生成の一側面
裁判所へのアクセスと訴訟手続の濫用―アメリカ連邦民事訴訟規則一一条の改正をめぐる議論からの示唆
日本における交通事故紛争の解決と司法積極主義
日本とアメリカのインフォームド・コンセント―レトリック、現実、そして政治
よきサマリア人と法―救助義務の日米比較〔ほか〕
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