出版社内容情報
【目次】
序 章 曼陀羅図としての農村
第Ⅰ部 農村ビジネスの郷土性
第1章 家族主義に埋め込まれた農村ビジネス――双水村のレンガ工場
第2章 道づくりとリーダーシップ
第3章 僻地の教育ビジネス――貴州石村の寄宿制学校
[フィールド・エピソード]豊城農村調査挫折記
第Ⅱ部 県域社会の文化心理
第4章 交叉地帯の構造
第5章 交叉地帯の文化心理
第6章 中国的「県域社会」の現在
[フィールド・エピソード]田舎の女と町の女
第Ⅲ部 比較のなかの中国農村
第7章 都市=農村間の人的環流――中国・ロシア比較
第8章 村落ガバナンスにみる公・共・私の交錯――中国・インド・ロシア比較
[フィールド・エピソード]中国研究者がロシアの農村で考えたこと
[フィールド・エピソード]中国研究者がインドの農村で考えたこと
内容説明
混沌とする農村のつぶさな観察を通じて、雑多な要素が織り成す不可思議な秩序=曼陀羅図を浮き彫りにする。
目次
曼陀羅図としての農村
第1部 農村ビジネスの郷土性(家族主義に埋め込まれた農村ビジネス―双水村のレンガ工場;道づくりとリーダーシップ;僻地の教育ビジネス―貴州石村の寄宿制小学校)
第2部 県域社会の文化心理(交叉地帯の構造;交叉地帯の文化心理;中国的「県域社会」の現在)
第3部 比較のなかの中国農村(都市=農村間の人的環流―中国・ロシア比較;村落ガバナンスにみる公・共・私の交錯―中国・インド・ロシア比較)
著者等紹介
田原史起[タハラフミキ]
1967年広島県生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、農村社会学、中国地域研究。主要著書『草の根の中国―村落ガバナンスと資源循環』(東京大学出版会、2019年、第32回アジア・太平洋賞 大賞受賞、第10回地域研究コンソーシアム賞[研究作品賞]受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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