出版社内容情報
日本官僚制の歴史的文化的特質の解明をめざし,権力性,割拠性,特権性などをその特質として指摘し,官僚制の民主化と合理化を課題とした本書は,わが国官僚制論の原点をなすものであり,行政学のみならず日本の政治の研究を志す人の必読の基本文献である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
挙党協
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大体の元ネタ。2017/03/17
taki
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専門書なんだけど辻先生の文学的センスも見逃せません。 なるほど、頭良い人を怒らせたらこんな感じなのかと思うほど官僚の不条理に理路整然と怒っておられる。 昔の本なだけあって読めない漢字も出てくるんだけど、それを補って余りある内容の濃さ、面白さ。 「国会も政党も、華々しい衣装は纏っていても、けっきょく精緻な官僚機構の舞台で、踊っていた・・・・・・わが国の官僚機構は、強靱な粘着力の所有者であった。」p.2812012/01/22
check mate
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明晰! たまに謎の比喩を挟んでくるあたりお茶目。2020/11/05