目次
友愛団・結社の編成原理と思想的系譜
第1部 友愛団の宗教史的文脈(エレウシスの秘儀とオルフェウスの秘儀―古代ギリシアにおける二つの秘儀;秘義・啓示・革新―ジェルベール・ドリャクとオットー三世の紀元千年;中世ブルッヘの兄弟団と都市儀礼―一五世紀「雪のノートルダム」兄弟団の活動を中心に;彗星、世界の終末と薔薇十字思想の流行―チェコ・プロテスタント知識人の終末論的待望;ヨーゼフ寛容令と「狂信者」―チェコ農村における非カトリック教徒)
第2部 友愛団・秘密結社の諸形態(マルタ十字から赤十字へ―近代の聖ヨハネ騎士団をめぐって;フリーメイソンの社交空間と秘教思想―一八世紀末マルセイユ「三重団結」会所の事例から;秘密結社と国家―アイルランドの非合法宣誓法(一八二三)を中心に
戦間期フランスの亡命イタリア人とフリーメイソン―ルイージ・カンポロンギの活動を中心に)
著者等紹介
深沢克己[フカサワカツミ]
1949年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授
桜井万里子[サクライマリコ]
1943年生。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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