出版社内容情報
植民地が英国から独立し,13州からなるアメリカ合衆国を形成していった18世紀後半から,アメリカン・ルネッサンスを経,やがて南北戦争が勃発し,連邦が二分するかもしれぬ危機に瀕した19世紀半ばすぎまでの史料を取り上げる.
目次
1 アメリカ人の誕生(自由・平等・幸福の追求―一三のアメリカ連合諸邦による全会一致の宣言(独立宣言)
新しい人種・新しい原則―クレヴクール『アメリカ人農夫の手紙』 ほか)
2 産業/経済/アメリカン・システム(農業立国と通商立国―トマス・ジェファソン『ヴァージニア覚書』とアレグザンダー・ハミルト;セルフメイドマンと労働運動―トマス・スキドモア『財産に対する人間の権利』 ほか)
3 改革/ユートピア/個人(個人主義の真髄―ラルフ・ウォルド・エマソン「自己信頼」;信仰復興(リヴァイヴァル)―チャールズ・G.フィニー「宗教のリヴァイヴァルとは」 ほか)
4 アメリカン・インスティテュート(教育の主役は子ども―新しい学校教育を創る;娘たちはみな「レディ」―フランシス・トロロップ『アメリカ人の風習』 ほか)
5 コモンマンの暮らし(フロンティアの生活と政治風景―デイヴィッド・クロケット『テネシー州なるデイヴィッド・クロケットの生涯の物語』;ハドソン・リヴァー派の画家―トマス・コール「U字形湾曲」 ほか)
著者等紹介
荒このみ[アラコノミ]
1946年生まれる。東京外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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