出版社内容情報
本格的な日英軍事関係は1808年のフェートン号事件から始まった.英国に学びつつ日本は富国強兵を進め,日英同盟の締結と破棄,軍事衝突と敗戦,そして占領を経て協調の時代を迎えた.実証主義的歴史研究を踏まえて,2000年までの日英軍事関係の通史を構成する.
内容説明
本巻は日英交流史シリーズのうち、政治・外交編に続く軍事編(第三巻)として編まれたものであり、一八世紀末から今日にいたる日英関係の軍事史的な局面を取り上げている。日英間の軍事関係史はきわめて多面的であり、軍事戦略から技術、同盟、情報、軍縮、相互認識、戦争犯罪にいたるまで論ずべき争点は多い。本巻はこれらをすべて網羅している訳ではないが、五部に分けた時期区分のなかで、できる限り多くの局面をとりあげている。
目次
第1部 生徒からパートナーへ
第2部 友好から協力へ
第3部 競争から対立へ
第4部 対立から戦争へ
第5部 戦争からグローバル・パートナーへ
著者等紹介
細谷千博[ホソヤチヒロ]
国際大学研究所
ニッシュ,イアン
元ロンドン大学
平間洋一[ヒラマヨウイチ]
元防衛大学校
ガウ,イアン[Gow,Ian]
ノッチンガム大学
波多野澄雄[ハタノスミオ]
筑波大学
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