出版社内容情報
近年、動物とひととの関係性にする問題が様々な場やレベルで深刻化している。その解決のための一助として、ひとから見える動物のありようを描き出し、動物の見え方が異なる構造をアフォーダンス理論を用いて整理の上、ひとと動物、環境の倫理的共生の可能性について展望する。
内容説明
「動物への共感は、ひとへの共感へとつながっている」動物利用問題についてアフォーダンス理論を用いて整理し、人と動物との倫理的共生のあり方を考察する。
目次
第1章 ひとから見える動物の多様なありよう(動物園の動物たち;畜産動物たち)
第2章 ひとから見える世界、動物から見える世界(ひとから見える動物;動物の見え方の違いを生み出す構造―アフォーダンスの視座から)
第3章 ひとと動物、環境の倫理的つながり(主観主義のわな;善悪は実在する;財産としての動物;動物はひとと同等の地位を持つ;動物の声となる知識;動物の声となる共感;共感と身体;共感を妨げる要素;「なりきる」体験;共感のつらさ;アニマズムの視点)
著者等紹介
谷津裕子[ヤツヒロコ]
公立大学法人宮城大学人間・健康学系看護学群教授、同大学院看護学研究科教授。博士(看護学)、Master of Science(Medical Veterinary and Life Sciences)。専門は母性看護学・助産学、基礎看護学、動物福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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生態学的アプローチ・知 アフォーダンス=環境が動物に提供するもの ひとから見える動物の多様なありよう: 動物園の動物たち 畜産動物たち ひとから見える世界、動物から見える世界: ひとから見える動物 動物の見え方の違いを生み出す構造:アフォーダンスの視座から ひとと動物、環境の倫理的つながり: 主観主義のわな 善悪は実在する 財産としての動物 動物はひとと同等の地位を持つ 動物の声となる知識 動物の声となる共感 共感と身体 共感を妨げる要素 「なりきる」体験 共感のつらさ アニマリズムの視点2022/07/05