出版社内容情報
祭，年中行事，昔話，物語，絵図などを素材に民間信仰・民俗宗教の内部構造の把握を試み，それらの根底にひそむ日本人の宗教的世界観と，生活や社会との関わり方を解きあかす．科学としての宗教学のアプローチで民俗宗教の体系的解明をめざす．
目次
第１章 民俗宗教の性格
第２章 宗教的象徴とその解読
第３章 宗教的象徴分類
第４章 宗教的象徴体系
第５章 宗教儀礼
第６章 口承文芸
第７章 宗教美術
第８章 民俗宗教と生活
第９章 民俗宗教と社会
第１０章 民俗宗教の宗教的世界観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無人@なしひと
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伝奇系の小説への興味から。大まかにでも村社会の宗教的精神がつかめればと思い。結果としてはいくらか不満はあるが概ね良書であり想定外に得るものが多かった。というものこの本は民俗宗教学の方法論に近い所を記したもので、その具体例やパターン化のうちに僕の望んだものは見られたが、多くは記号学や分類方法の解説だった。もう少しページ数の少ないものでも良かったなと思いつつ、具体例にあたるものをもっと抽出したものを求む2014/04/27
kungyangyi
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アプローチなどを見ると古いと感じさせるが、日本民俗学関係だけでなく人類学などの欧文文献もきちんと参照している。後半は、日本民俗学の成果がコンパクトにまとめられていて、簡単に概観するのに便利だと思った。2022/02/07
tkm66
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宗教と絡まない＜民俗学＞なんてあるのかな？と。ちょっと強引に件の＜学＞を＜アカデミズム的に作る気配＞を感じた、との覚えが。2009/01/12
