出版社内容情報
米軍の圧倒的な航空優勢におされ守勢に回らざるを得ない日本軍は、新型噴進爆弾「翔竜」をサイパンに配備し、敵の侵攻に備えるが……。
内容説明
1944年1月の珊瑚海航空戦で、新型噴進爆弾「翔竜」を装備した銀河隊は、新造空母エセックス級を含む敵機動部隊に対し遠距離雷撃を行い、大打撃を与えた。しかし、強大な工業力を誇る米国は、続々と新たなエセックス級空母を投入。圧倒的航空優勢のもと、瞬く間にマーシャルを制圧した。敵の進路を読み切れず守勢に回らざるを得ない日本軍は、米艦隊の侵攻に備え、サイパン島の海兵隊に地上発射型の翔竜を配備。さらに、飛行甲板を有する荒島型防空巡洋艦「大峰」をパラオへと派遣するが…。
著者等紹介
谷甲州[タニコウシュウ]
1951年兵庫県生まれ。青年海外協力隊などを経て作家デビュー。SF小説、冒険小説、山岳小説など広い分野で高い評価を得ている。96年『白き嶺の男』で第15回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いちはじめ
2
架空戦記にしてはトンデモ兵器のあまり出てこない覇者の戦塵シリーズらしくない艦がカバーイラストを飾っていたのでどうなることかと思ったが、いつも通り地道な展開にほっとする2009/08/23
カラヤ3
1
翔竜の実戦配備も進み、防空巡洋艦「大峰」もマリアナで作戦行動開始。機動戦1巻目だから、これからいろいろと動き出すのだろう。2019/07/28
マコト
1
ゲームのエースコンバットで空母着艦を操作しますが、それに比べると防空巡洋艦大峰は艦橋構造物が大きいですねぇ。相変わらず地味ですが、二章冒頭の着艦シーンが凄く好きです。2013/11/02
りぃ
1
あの人とあの野郎の再登場。2010/12/25
kochi
1
こんな本も読むんです2010/02/08