出版社内容情報
多様な個が共存可能な社会を構築し、新たな公共の「場」を創出するための思想を解説した入門書。
「複雑系としての生命」から「自己」が生まれ,「自己」と「他者」の出会いから,自己組織現象としての「場」がつくられる――.多様な個が共存することができる社会をいかにつくっていくか.新たな公共の「場」へ向けた思想の入門書.
【著者紹介】
清水 博
清水 博:東京大学名誉教授
目次
構想力と場づくり(場における存在;二重存在性と自己の二領域性;場の理論と即非の論理 ほか)
新しい時代への場づくりについて(ともに生きる;日本の歴史における場の意義;出会いの場 ほか)
日本社会の危機とその克服へ向けて(問題の所在―病気の社会と社会的諸制度;問題解決への戦略―場の思想的構想力)
著者等紹介
清水博[シミズヒロシ]
1932年、愛知県瀬戸市に生まれる。東京大学名誉教授。金沢工業大学場の研究所所長。東京大学薬学部卒業、同大学院修了。薬学博士。1970年、九州大学理学部教授。1976年、東京大学薬学部教授(併任、翌年専任)。1980年代に、バイオホロニス(生命関係学)の研究を開始する。1993年、東京大学定年。金沢工業大学場の研究所(金沢工業大学教授)。1997年、場のアカデミーを立ち上げる。2003年、金沢工業大学定年。同大学非常勤教授(1ヵ年間)。2004年、特定非営利活動法人。場の研究所設立、同法人理事長(研究所長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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