UPコレクション
場の思想 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130065269
  • NDC分類 104
  • Cコード C1310

出版社内容情報

多様な個が共存可能な社会を構築し、新たな公共の「場」を創出するための思想を解説した入門書。

「複雑系としての生命」から「自己」が生まれ,「自己」と「他者」の出会いから,自己組織現象としての「場」がつくられる――.多様な個が共存することができる社会をいかにつくっていくか.新たな公共の「場」へ向けた思想の入門書.

【著者紹介】
清水 博
清水 博:東京大学名誉教授

目次

構想力と場づくり(場における存在;二重存在性と自己の二領域性;場の理論と即非の論理 ほか)
新しい時代への場づくりについて(ともに生きる;日本の歴史における場の意義;出会いの場 ほか)
日本社会の危機とその克服へ向けて(問題の所在―病気の社会と社会的諸制度;問題解決への戦略―場の思想的構想力)

著者等紹介

清水博[シミズヒロシ]
1932年、愛知県瀬戸市に生まれる。東京大学名誉教授。金沢工業大学場の研究所所長。東京大学薬学部卒業、同大学院修了。薬学博士。1970年、九州大学理学部教授。1976年、東京大学薬学部教授(併任、翌年専任)。1980年代に、バイオホロニス(生命関係学)の研究を開始する。1993年、東京大学定年。金沢工業大学場の研究所(金沢工業大学教授)。1997年、場のアカデミーを立ち上げる。2003年、金沢工業大学定年。同大学非常勤教授(1ヵ年間)。2004年、特定非営利活動法人。場の研究所設立、同法人理事長(研究所長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

1
人は場がないとそもそも動けなければ存在もできない。動けることとその場にい続けることは相矛盾することであるが、両者を同時に達成させるキーが場なのだ。生物学における自己組織性の概念を研究してきた著者らしく、非常に壮大でマクロな、システム論的な議論を場の話として展開する。これにエモさを感じるのは西田哲学に代表される日本的な価値に浸っているからであろうか。そうした伝統思想と自然科学、社会科学を結びつける可能性を秘めた本であると考えている。2019/02/20

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