出版社内容情報
私たちの生は,絶えざる市場の力に晒されている.出版,メディアから遊び,スポーツ,性まで,市場のなかで身体,言説,権力はいかに交わり,近代知のシステムはいかなる亀裂を生じさせているか.
内容説明
私たちの生は、絶えざる市場の力に晒されている。出版、メディアから遊び、スポーツ、性まで、市場のなかで身体、言説、権力はいかに交わり、近代知のシステムにいかなる亀裂を生じさせているか。
目次
1 交通/資本(社会から空間へ;グローバル化の中の東アジアメディア交通―台湾の「日本偶像劇」受容から;停滞する資本主義のために―の準備)
2 言葉/イメージ(投機/思索の対象としての文学―懸賞・小説・相場;書物の流通システム;情報誌の仕掛けと子どもの遊び文化)
3 性/身体(ゲイのこえ―言語、フェティシズム、近代日本のホモソーシアリティの起源;「性の市場」という神話;スポーツする身体の市場)
著者等紹介
栗原彬[クリハラアキラ]
1936年栃木県に生まれる。政治社会学専攻
小森陽一[コモリヨウイチ]
1953年東京都に生まれる。日本近代文学専攻
佐藤学[サトウマナブ]
1951年広島県に生まれる。学校教育学専攻
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年東京都に生まれる。社会学/文化研究専攻
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